運転中の安全確保
◇一般的諸注意
・車の故障を避けるためにも、定期的な整備点検を行い、タイヤの空気圧が十分にあるか、タイヤの溝が磨り減っていないか、全てのライトが点灯するか、オイルや冷却水が十分かなどをチェックしてください。
・特に夜間の移動時には、立ち往生することのないように、目的地までのガソリンが十分にあるかを確認するなど、注意を払ってください。
・緊急時に必要とされるカーバッテリーコード、牽引ロープ、消火器、車体を持ち上げるジャッキ、発煙筒などを常備してください。
・見知らぬ人を車に乗せることは決してしないでください。
・誰かに後をつけられていると感じた場合は、最寄りの警察署を探すか、ショッピングセンターなど人の出入りが激しい場所へ行き、助けを求めてください。
・道に迷った場合は、子供連れの女性もしくは家族連れに尋ねるようにしてください。また、夫や恋人と待ち合わせていると言うことで、危険を避ける助けになります。
・運転中、誰かが注意を引こうとしてきた場合は、明るい人気のある場所まで運転を続けてください。決して車から降りたりせず、また窓は閉めたままにしてください。
・貴重品や地図、旅行ガイドブックなどは常に外から見えない場所に置いてください。
・見知らぬ人が車に故障が見受けられるといって近づいてきた場合は、あなたの所持品もしくは車を狙っている強盗である可能性があるため、注意してください。
◇外国での運転について
・渡航先での運転を計画している方は、運転免許が有効期限内であること、またその国で有効であることを事前に確認してください。免許が日本で取得したものである場合、国外運転免許証(国際免許)を取得する必要があります。
・渡航先の国の交通法規を事前に確認してください。違反すると外国人であっても罰則を受けます。また、突然道路脇に停車するよう指示し近寄って来る警察官が怪しい人物であると感じた場合は、窓を閉めたままガラス越しに免許を提示してください。
◇カージャックの犠牲にならないために
多くの国で、カージャックが増加しています。
・カージャックは男性より女性のほうがターゲットになりやすいといったことはなく、男女関係なく車を狙ってきます。しかし女性が被害に遭った場合、レイプや殺人などの二次犯罪が多数発生しています。
・カージャック犯は単独運転者を狙う傾向があります。
・カージャックは被害者宅から10キロ以内の範囲で発生することが多いと報告されています。
・車の鍵は乗車する前に予め準備しておいてください。乗車したらすぐにドアをロックし、運転中はロックしたままにしておいてください。窓を開ける際は5センチ以上開けないことをお勧めします。
・交差点や赤信号などではスピードを落とし、近くに不審者がいないか確認をしてください。万が一危険を感じた場合は安全を確認した上で、運転を続行し、執拗にクラクションを鳴らして周囲の注意を引くようにしてください。
・怪しい人が近寄ってきた場合、前の車を追い越して逃げられるだけのスペースを確保するため、停車する際には十分な車間距離を保つようにしてください。
・カージャック犯が単独で犯行に及ぶことはまれです。たいていの場合、複数でそれぞれ違う方向から近づいてくるため、車の周囲全般に注意を払うようにしてください。
・携帯電話には配偶者、友人、警察、その他の緊急連絡先などへの短縮ダイヤルを入力しておいてください。
・目的地まで単独で運転する場合は、到着時に知り合いに迎えに来てもらえるように頼んでください