車載安全用具
万一の事故や突然のトラブルに備え、緊急用具を車に常備しておきましょう。特に、人気がなく、街燈のない道路で立ち往生した場合はとても役に立ちます。緊急用具を収納するには、頑丈な箱や大きなバッグが最適です。また、運転する地域、場所および時期によって必要となる道具は違ってきますが、その中でも一年を通して役立つ道具があります。下記を参照にして、緊急用具を揃えましょう。
・携帯電話/十分に充電され、各緊急連絡先が登録されたもの。
・懐中電灯/十分な容量の電池を備えたもの。梱包された状態の新しい予備の電池。
・ジャンパーケーブル(ブースターケーブル)/ヘッドライトの消し忘れや寒さによる自動車自体の動力減少により、バッテリーは短期間で消耗してしまいます。(バッテリー上がり)
・タイヤ交換工具/ジャッキ(携帯用起重機)、スパナ(レンチ)、状態の良いスペアタイヤ。
・緊急停止用の三角停止板、または発炎筒/特に夜間および視界が悪い場所や天候では付近を通行する自動車等に自分(事故)の存在を知らせ、二次災害を防ぐ必要があります。
・使い古しのブランケット、タオル、シート/自動車の車体腹部を確認する際に衣服の汚れを防ぎます。
・燃料切れに備え、予備のガソリン/日本では22リットル以下の金属製容器に限り、一般車でのガソリン携行が認められています。
・2リットルの水/ラジエーター(冷却装置)の冷却水を補充するため。
・救急用品/包帯、消毒液、鎮痛剤(アスピリンやパラセタモール)など。
・異なるサイズのスパナ(レンチ)/自動車のボルトの大きさが車によって異なるため。
・スクリュードライバー(ねじ回し)/道具箱の容量に余裕があればプラスとマイナスドライバーの両方を常備しておくとよいでしょう。
・潤滑油/WD40など
・牽引用ロープ
・交換用ファンベルト
・瞬間パンク修理剤
・旅行先の道路地図
・非常用食品/生ものではなく簡単に食べられるもの。ドライフルーツやカンパン、ピーナッツなどエネルギー源となるもの。
◇冬季は以下のものを上記に示した常時携行品に加えてください。
・厚手のブランケットや寝袋/悪天候の中で立ち往生した場合、体を暖めるのに役立ちます。冬の期間、帽子、手袋、長靴も車に常備しておきましょう。
・アイススクレイパー(霜取り機)/窓ガラスに付着した霜や氷を取り除くため。
・抗凍結剤
・カーペットの切れ端、猫用トイレ砂、岩塩、砂/ぬかるみや雪にタイヤがはまり、立ち往生した際、タイヤに咬ませて使用します。
・防水ジャケット
・タイヤチェーン
◇夏季は以下のものを上記の常時携行品に加えてください。
・ラジエーターがオーバーヒートした際の冷却水
・またバッテリー用の蒸留水
・脱水症状を防ぐための飲料水
これらの備品は車に常備するだけでなく、使用可能の有無を定期的に確認することも大切です。