芸術品、骨董品の管理
高価な芸術品は、常に盗難の危険にさらされています。下記は盗難の危険性を軽減させ、そして例え盗難に遭っでも、盗難品が手元に戻る可能性を高めるためのアドバイスです。
・最も効果的に貴重品を守る方法は、自宅の安全対策を万全に行なうことです。泥棒の侵入を防ぐために、窓やドアの補強を行ってください。
・防犯アラームの設置を検討してください。アラームには様々な種類があり、芸術品専用のものもあります。
・品物の目立たない所に住所、氏名を記入しておくことによって、盗難に遭った場合に、品物が戻ってくる可能性を高めることができます。
・家を長期にわたって留守にする場合は、宝石類を銀行の金庫に預ける事をお勧めします。
・損害保険付きの金庫を自宅に設置することをお勧めします。
・貴重品の一覧表および各品物の特徴を記した一覧表を作成してください。
・また、品物の写真を定規と一緒にとっておくことをお勧めします。デジタルカメラの場合は最低200万画素のものを使用してください。写真や記録も評価に加えられます。コピーをとり、品物とは別に安全な場所へ保管してください。
・収集家の中には稀少価値の高いものを隠して、手ごろなものだけ飾る人もいます。特別な知識をもたない泥棒が入った場合に、飾ってあるものが所蔵品の全てだと思うかもしれません。これと同じように、宝石類も高価なものは特別にしまっておいたほうがよいでしょう。
・トランスポンダー機能を取り付けることによって、盗難後、追跡することもできます。トランスポンダーとは、一つ一つに特別なコードが与えられた小さな装置で、価値の高い物に取り付けられます。
・その他では、CCTVカメラで玄関やゲートを監視するほか、防犯用の証明や玄関の防犯システムなどを取り付けることができます。
◇もし、盗難に遭った場合
・現状を保持して、すぐに警察に通報してください。
・警察が到着するまでは絶対に回りのものをさわったり、動かしたりしないでください。
・保険会社に連絡を取ってください。