留守宅の防犯対策
空き巣被害のほとんどは、被害者が長期にわたって自宅を留守にする際に発生しています。外出中であることを外部に知られないようにしたり、隣人の協力を仰ぐことによって不法侵入の被害に遭う危険を減少させるなど、外出前にしておくべき対策について、以下を参照してください。
◇長期外出前に注意すること
・新聞配達、牛乳配達、その他の定期配達物のキャンセル、または受け取りの一時停止をしてください。これにより、郵便ポストなどに配達物がたまっていることにより、長期的な留守を外部に知られることを防ぎます。
・自宅を長期にわたって留守にすることを、むやみに人に話さないようにしてください。
・庭に芝生がある場合は、出かける数日前に芝刈りをしてください。配達物と同様、芝生の手入れ具合から、留守であることが外部に知られることを防ぎます。
・自宅の電話が鳴り続けていることが近所に分からないよう、ベルの音を小さく設定してください。留守番電話の場合は自宅を留守にしていることをメッセージに残さないでください。さらに、電話の転送サービスを利用し、留守番電話を携帯電話などに転送すると良いでしょう。
・高価なテレビ、家具、その他の貴重品は自分の物であるというマークを付け、盗難にあった場合に証拠となるよう写真を撮っておきましょう。その写真は留守宅に置かず、友人や家族に預けておいてください。また、家電製品などに付いている製造番号を記録し、別の場所に保管しておくことも必要です。
・もし鍵を誰かに預ける場合は、住所が記載された紙などを一緒に渡さないでください。これは、もし預けた相手が鍵を落としたり、強盗や盗難に遭った場合に、鍵の住所が知られることを防ぎます。
◇外出中
・信用のできる友人、近所の人もしくは親類などに、留守中の家の管理をお願いすることもひとつの案です。その際、カーテンの開け閉め、郵便受けの郵便物の管理、車を車庫または駐車場から移動させる等をしてもらうことにより、家が留守中であることを外部に知られる可能性を低くします。また、空き巣犯を遠ざける手段にもなります。
・その他の方法として、自動で電気が付いたり消えたりする電灯を取り付ける、もしくは留守の間、家の世話をお願いしている人に、電気を頻繁に付けたり、消したりするよう頼んでおくことも、家に人が居ると見せかけるのに効果的です。
・防犯アラームが付いている家は、留守中に家の鍵を預けている人の連絡先を警察に届けておくことをお勧めします。
・どんなに小さな物でも宝石などの高価な物は、銀行の貸し金庫に保管しておくことをお勧めします。
・家の中にあるドアや机には、鍵をかけないようにしてください。空き巣が入った際に、無理やりこじ開けられ、壊される可能性があります。
・漏電、火事などの問題を防ぐため、家電製品のプラグは抜いておくようにしてください。
・テレビ、パソコン、ハイファイステレオ、DVDプレイヤー等、高価な家電製品は窓から見える位置に置かないようにしてください。
・外出する直前に最終チェックを行い、家の周りを点検し、外部に繋がるドアと窓に鍵がかかっているかを確認してください。