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熱帯低気圧

熱帯低気圧とは、赤道付近、熱帯の海上で発生する大気構造で、海面で暖められた空気が上昇気流を作り、そこに周囲から流れ込んだ空気が、地球の自転の影響で渦巻き上の風の流れを形成します。また、上昇した暖かい空気は上空で冷やされ、積乱雲を形成します。地球の自転、貿易風や偏西風の影響によって移動する熱帯低気圧は暴風雨を伴い、勢力の強いものは、進路上の地域に大きな影響を与えます。

◇呼称の違い

台風、ハリケーン、サイクロンは全て熱帯低気圧として分類される同一の気象現象ですが、発生する地域により呼び名が異なり、それぞれ観測基準や勢力が異なっています。

台風は、太平洋北西部および南シナ海で発生し、一定以上の風力を伴う熱帯低気圧を指します。気象庁の基準では、最大風速17メートルの風を伴うものが台風とされ、国際的には、最大風速32メートルの風を伴うものがタイフーン(Typhoon)とされています。

ハリケーンは、大西洋北西部および西インド洋で発生し、中心付近の最大風速が33メートル以上の熱帯低気圧で、風速を基準に5段階のカテゴリーに分けられ、1が最も弱く、5が最も強い勢力となります。

サイクロンとはそもそも、低気圧という意味で、総称的な名称として使用されています。低気圧の強力なものが、トロピカルサイクロン(熱帯低気圧)となり、上記のように地域によって台風、ハリケーンと呼ばれていますが、インド洋および太平洋の南半球で発生した熱帯低気圧は、サイクロンと呼ばれています。中心付近の最大風速が33メートル以上で、ハリケーンやタイフーンと同様に、風速を基準に5つのカテゴリーに分類され、1が最も弱く、5が最も強い勢力となります。

強力な熱帯低気圧は竜巻のような形をとり、暴風雨の威力で建物や木々に損害を与え、豪雨によって大規模な洪水が発生する場合もあります。下記の熱帯低気圧に関する安全および注意事項では、強力な熱帯低気圧を表す呼称として「ハリケーン」を使用していますが、台風およびサイクロンにも同様のアドバイスが適用されます。

◇注意事項

上陸の可能性のある地域に旅行する場合

・旅行の予約をする前に、日程がハリケーンシーズンに当たっているかを調べ、渡航中も現地のニュースや天気予報から情報収集を行ってください。
・宿泊先を予約する前に、ハリケーンが発生した場合の準備計画や緊急計画があるかどうか問い合わせてください。
・宿泊先に到着の際、ホテルのハリケーンへの対処法について問い合わせ、現地の天気予報について誰に尋ねればよいのか、またどのラジオ局やテレビチャンネルがよいのかを確認してください。
・暴風雨が上陸した場合は、ホテルのスタッフや現地に住んでいる人からアドバイスを受け、彼らの指示に従ってください。
・緊急事態に備えて、現金や貴重品は直ぐに持って出られるよう保管してください。
・暴風雨が通過した後は、家族や友人へ連絡し、無事を知らせてください。

ハリケーンが上陸する可能性のある地域に住んでいる場合

・暴風雨のシーズン中は、現地の情報と気象情報を定期的に確認してください。
– いざというときに備えて、安全に避難できるようなルートをいくつか用意してください。
– ハリケーンの影響を受け易い地域外で、親族の家など避難することの出来る安全な場所を設定してください。
– 屋内で、ハリケーンの通過中安全に過ごせる部屋を確保してください。この部屋は、屋内の中心部寄りに位置している部屋で、外窓のない部屋である必要があります。家族全員にとって十分なスペースがあるか確認し、そうでない場合は、代わりの避難部屋を決めてください

・ハリケーンの接近時
– 暴風雨の上陸予報の問題点は、強風が暴風雨の上陸のサインという誤報が流れることがあるという点です。それよりも、暴風雨の上陸の可能性が報じられたら、すぐに準備を始めてください。
– 時間が許す限り危険地域からなるべく離れ、安全な地域へ移動してください。
– 家族と一緒に緊急事態の計画において再検討し、安全な部屋を決め、そこへすばやく移動できるよう避難訓練を行ってください。
– 車のガソリンは満タンにし、スペアタイヤが常備されているかどうか、車のバッテリーのチェック、オイルと冷却水も充分補充されているか確認してください。
– 緊急用の飲用水と非常食の補充を行ってください。
– 必要な医薬品、電池と懐中電灯、携帯電話の充電、いくらかの現金の準備をしてください。
– 大切な書類等を確保し、安全な場所もしくは金庫へ保管してください。

暴風雨によって何が起こるか、どのような状況に陥るかは予測不可能なので、緊急キットの用意など、最低限の準備はしておきましょう。

・注意報、警報の情報には敏感に対応してください。注意報が発生した場合は:
– 外に配置されている備品や鉢植えなどは屋内に入れ、シャッター(雨戸など)を閉じて家の安全を確保してください。
– 可能ならば車をガレージへ移動させ、ガレージがない場合は、木々、電柱、街灯のある場所から離れた場所へ停めてください。
– 室内の家財なども、倒れてしまう可能性があるものや、キャビネットや戸棚は紐で縛るなどし、倒れないように固定してください。

・ハリケーンが上陸する前
– 水道管や電気ケーブルは、暴風雨の際に損傷を受ける可能性が高いので、あらかじめバスタブには水を溜めておき、ペットボトルの水や腐りやすい食べ物は冷蔵庫もしくは冷凍庫へ保管し、一番低い温度にセットしておくことをお勧めします。
– 洪水で屋内が浸水する可能性があるので、貴重品類は床の上などの低い位置には置かないようにし、また家財用品は窓から離れた場所へ移動させてください。
– 屋内にあるドアは、固定するなどして、安全措置をとってください。
– 通りには出ず、屋内に留まってください。
– ラジオ、テレビからの気象情報は、かかさずにチェックしてください。

・ハリケーンが上陸した際
– 決して外へは出ずに、屋内にて待機してください。
– 窓やドア付近から離れてください。
– 屋内にある全ての電気器具、また電話も使用しないで下さい。
– 暴風雨の影響が強まった場合は、屋内の避難場所へ移動してください。

・ハリケーンが通過した後
– 室内に留まり、緊急情報などから暴風雨が去ったことを確認し、たとえ外に静けさが戻っても、暴風雨はまだ去っていない可能性があるので注意してください。公式に発表された気象情報で、暴風雨が完全に去ったことを確認してから避難場所を出てください。
– 壊れたものの破片や切れた電気コードなどは大変危険ですので、歩く際には十分注意してください。また、危険な昆虫類や蛇などが洪水によって室内に流されてきている場合もあるので、用心してください。
– もし暴風雨が続いている最中に家を出た場合は、公式な気象発表で安全の確認が取れるまで戻らないで下さい。また、危険な状況が継続している場合は車の運転に十分注意し、安全な道を選択してください。
– 万が一、命にかかわる重症を負った場合にのみ、救急センターへ連絡してください。また家族や友人があなたの無事の確認を待っているので、連絡してください。連絡する際は、要点を手短にまとめて、無事を伝えてください。

洪水 山林火災

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