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フーリガン

◇サッカーのフーリガン行為とは

定義することが困難な場合を含み、多くの事件をメディアは非常に幅広く「フーリガン」による行為と位置づけしてきたため、サッカーのフーリガン行為を定義づけするのは、非常に難しくなっています。しかし、一般的には多くの場合、サッカーファンが巻き起こす騒動をいいます。これらは通常犯罪行為を伴っており、多くの場合サッカーの試合中、または試合の前後に起こっています。

多くのサッカーファンの群集による騒動は突発的に発生していますが、ギャングによる計画的暴動がかつてない程増加しています。これらのギャングは「ファーム」と呼ばれ、特定のクラブに帰属意識を有し、集結して他のクラブの「ファーム」と衝突します。

◇サッカー関連の暴力行為の歴史

サッカーのフーリガン行為の始まりは1960年代に遡ると見られています。それが1970年代を通して大きく広がりました。1970年代後半から80年代半ばが、フーリガン行為のピークの時代で、試合時にかなり大規模な暴動が多発しました。しかし、実際に暴力行為が増加したのか、メディアがより注目し取り上げる回数が増えただけなのかは定かではありません。多くの死傷者を出したヘイゼルとヒルズボロの悲劇のあと、フーリガン行為は減少しました。

1980年代半ばから1991~92年頃までにフーリガン行為は徐々に減少し、年間の逮捕者は約5,000人となり、これは1試合あたり平均2.4人です。2002年はサッカー場のグランドにファンが乱入する事件、特に物を投げるなどのフーリガン行為が多発しました。しかし、これらの行為がどの程度「フーリガン行為の復活」と言えるかは判断が難しいところです。

◇フーリガンは現在でも問題か

1960年代、70年代からフーリガン行為は大きく変化してきました。観覧場所全てに席が設けられ、有線テレビの登場などで、サッカー場 で起こる事件は、特にプレミア・リーグでは非常に稀になりました。また、1980年代後半から、サッカーの試合の観客は増加していますが、それに伴った犯罪などの逮捕者は激減しました。

警察隊は問題が起こりそうな試合をランク分けし、人員調整をするなどの対策を行っています。また、英国の国家犯罪情報局のサッカー情報機関の下で、警察間でネットワークを作り、問題を起こす可能性のあるファンの情報交換を行っています。殆どのプレミア・リーグでは一試合に付き、大体25~100人程度の警察官を動員し、群衆をコントロールし、フーリガン行為の発生を防いでいますが、危険度が高いと見られる試合では更に増員します。この数字は1980年代と比較すると、3分の1まで減少しています。この要因として、サッカーの試合での群集の管理に民間の警備会社なども参入してきたことなどが挙げられます。

2002年、競技場のグラウンドにおけるフーリガン行為は再発し、当局は警戒体制に入りましたが、現在多くの小規模なリーグとプレミアリーグは、警察官の監視無しの試合を行っています。しかしこれは警察官がスタジアムの中での監視を要請されていないというだけで、警察はファンが暴徒と化さないように、状況を常に監督しています。

このような状況から、フーリガン行為が減少したという判断を下すことはできません。単純に、スタジアムの中での暴力行為が阻止されたということで、フーリガンはその他の場所に集まり、更に組織化された蛮行を行っています。国家犯罪情報局によるとサッカー関連の暴力行為での逮捕者は倍増しており、最近ではスタジアムから離れたところでの暴力行為が多く行われ、警察の取締りが行き届かないという状況になっています。大規模なイギリス人フーリガンによる暴動は、現在海外での試合で発生する傾向にあります。

サッカーの試合会場で群集による騒動が完全になくなることはないでしょう。多くの人が集まり、特にアルコールが摂取されるような場所では、サッカーの試合があるかないかに関わらず、騒動が起きる可能性は常にあります。今まで、罰則や法律の制定、更にサッカー情報機関を立ち上げるなど、あらゆる対策が行われてきました。

◇サッカーの試合で暴動が起きたときは

暴動やフーリガン行為を行う側は、警察官がサッカーの試合を監視し、スタジアムの中で暴動が起きたら、即座に検地し対処することは十分認識しています。そのため、スタジアムの中での事件は近年稀になってきていますが、もし、暴力事件が勃発した場合は以下の安全対策を取ってください。

・自分と同伴者の安全をまず考えましょう。
・暴動が起き、物が投げられ、ロケット花火などが使用されるような状況が起こった場合は、座席の間に体を伏せて身を守ってください。
・暴動に加わっている人物と、言葉や視線を交わさないでください。
・安全が確認されたら即座に立ち上がり、何処に暴徒が居るのか、そしてどの方向へ彼らが向かっているのかを確認してください。それと反対方向で自分に最も近い出口を確認し、そちらへ向かってください。
・慌てず落ち着いて出口へ向かい、人が殺到している場合は、違う出口を選んでください。
・もし移動している群衆に巻き込まれた場合は、彼らと一緒に移動してください。立ち止まったり、流れに逆らったりすると、転んで踏みつけられたり押し付けられたりなどして、怪我をする場合があります。

◇スタジアムの外で暴動が起きたら

暴動やフーリガン行為はスタジアム外部で起こりやすく、そして暴徒とは関係が無くても、いつの間にか巻き込まれてしまうこともあります。

以下のアドバイスを参考に、そのような状況に陥らないよう心がけてください。

・暴動が起きている通り、スタジアムから出てくるサポーターで混み合っている所、警察隊が行動している場所は避けてください。
・もしフーリガンが集まっていたら、それとは逆の方向へ向かって素早く移動してください。決して走らないでください。
・もし車を運転している場合は、誰も怪我をさせないように注意深くその場から違う方向へ運転してください。
・もし群集に近すぎて車をUターンできない場合は、道路の脇に止めてください。
・焦らずに車を降りて、道路または群集からなるべく遠くへ離れてください。そして傍観してください。
・もし何かサポーターの印のような物を身に付けていた場合は、それを取り除くか、もしくは隠してください。特定のチームを応援していると見られるより、全く関係がないと見られた方が安全です。自分の応援するチームと敵対するフーリガンに出くわすかもしれません。
・挑発された場合は、丁寧な態度で応じ、抵抗せず、批判などは絶対に避けてください。
・群集があなたの車に何か危害を加えても放っておいてください。止めようすると、更に攻撃的になったり、攻撃の対象をあなた自身へ向ける可能性もあります。
・武器と見られそうな物は一切取り出さないでください。それにより群集を煽ってしまい、暴行を受ける場合もあります。
・もし攻撃された場合は、頭と顔を守ってください。
・群集が立ち去ったら、安全を確認し、走らずゆっくり立ち去ってください。車に乗っている場合もゆっくり運転してください。

◇事件後の対処

・その地域を管轄している警察署へ報告して、事件の報告書を貰ってください。
・ケガをした場合は手当てを受けてください。
・損害を受けた場合は警察に報告してください。

社会不安 誘拐と身代金

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