個人情報の重要性
今日、社会の多様な場面で身元の証明が必要とされています。殆どの金融活動は、個人情報をもとにおこなわれます。例えば、銀行口座の開設や金融機関からの融資を希望する場合には以下の証明が必要とされます。
・本人確認および現住所
・申請書の記載事項の正確性
金融機関や信用貸付業者などは、下記のような、多岐にわたる書類や記録などを複合的に用いて顧客の身元を確認します。
・名前
・生年月日
・母親の旧姓
・現住所
・国民健康保険番号
・パスポート
・運転免許証
・出生証明書または結婚証明書、もしくは両方
・銀行取引明細書
・公共料金請求書
・所得証明書および納税証明書
・給料明細書
・学歴に関する証明書
個人の身元は、個人情報、その裏付けとなる多様な証明書類、および記録により確定されます。しかしその多くは、犯罪者により偽造や複製が可能なものばかりです。このため、個人特有のもので、本人以外による採用が不可能な指紋や網膜走査、DNA、身体的特徴などを用いて身分を証明する手段が次第に利用されはじめています。