個人情報を自分で管理するには
現代社会において、個人情報の窃盗はあらゆる巧妙な手段で行われています。完全に防止することは非常に困難とされていますが、必要な防止策を講じておけば最低限の安全は確保することができるはずです。以下を参考にし、個人の情報管理を徹底させるようにしてください。
◇個人情報の提供
・道端であれ電話であれ、個人情報の提供を求められた場合は、すぐに応じずまず相手の信頼性を確認することが大切です。相手の容貌や対応に怪しい点がなくても、常に警戒心を持って以下の点を確認するようにしてください。
― 情報提供先の詳細と信頼性
― 本当にその情報を提供する必要があるか
・手紙、ファックス、Eメール:理由如何に関わらず、発信先が信頼性のある機関であるかを確認してください。主要な銀行であれば、このような形で個人情報の提供は求めないはずです。返信をした時点で詐欺の標的となってしまうため、返信は行わないようにしてください。
・電話:まず最初に、相手に電話の用件を確認にするようにしてください。銀行の職員と名乗られても、知らない相手には個人情報は提供しないことが大切です。少しでも不審な点がある場合は、丁重にかけなおす旨を伝えて1度電話を切るようにしてください。
・銀行口座の詳細を求められた場合、相手が組織が正規のものであるかを確認してください。相手側から問い合わせてきた場合は、特に注意深く対応してください。
・暗証番号やインターネット上のパスワードなどは、絶対に他人に教えないようにしてください。メモすること、携帯電話などに保存することも避けてください。
・母親の旧姓などは、むやみに人に教えないようにしてください。この種の個人情報は推測が容易なため、パスワードとして使用することも避けてください。パスワード再発行の質問にも、家族の名前や誕生日などは使用しないようにしてください。個人情報はどんなにささいなことでも容易に調べることができるため、注意する必要があります。
・迷惑メールは開封しないようにしてください。迷惑メール拒否設定をすれば、不必要な勧誘メールなどの配信を止めることができます。
・市場調査や飛行機内などの顧客アンケートにおいても、必要外の個人情報を記入しないようにしてください。第三者に悪用される可能性があります。