家庭での電気関連の危険
電気に関する安全対策は大幅に改善されたものの、電化製品を安全に利用するための注意点は多々あります。電気事故の危険性を最小限に抑えるため、下記のガイドラインを参考にしてください。
◇基本的な注意事項
・電化製品の購入後、使用説明書を熟読し、正しい使用方法を確認してください。
・製品の使用後は電源を切り、プラグを抜いてください。
・プラグを差すとき、抜くときは、電化製品の電源がオフになっていることを確認してください。
・コードが破損しているものや、変形しているものは使用しないでください。コード部分を引っ張って、強引にプラグを抜かないでください。
・濡れた手でコンセントを触らないようにしてください。感電する可能性があるため、浴室など、水周りでの使用は避けてください。
・屋内、屋外を問わず床が湿っている場所で高電圧の電化製品を使用する際は、ゴム底の靴を履くようお勧めします。素足は、感電時の衝撃を増大させます。
・タコ足配線することを避けてください。消費電力の大きな器具を延長コードを通して使用することは避けてください。
・配電盤に漏電ブレーカーを取り付けることにより、漏電を感知し自動的に電気が切れます。
・小さな子どもがいる家庭では、コンセントカバーを使用することをお勧めします。
・電球を取り替える際には、電源が切ってあるか確認してください。
・電化製品を使用した際に、わずかでも電気ショックを感じた場合は、速やかにプラグを抜き、販売元や専門業者による点検を受けてください。
・電気工事をする際には、必ず専門業者に委託してください。
・漏電・感電防止のため、電化製品にアース線を取り付けておくようお勧めします。コンセントにアース端子がある場合は、家庭でも取り付けが可能です。アース端子がない場合は、専門業者に依頼してください。
◇停電の場合
・停電の原因は様々で、地域全体で電気の配給が止められる場合もあります。地元のラジオ局で停電に関する情報を提供している場合もあります。
・電力会社に電力の回復に関する情報を問い合わせてください。
・停電の際は、その原因を問わず電化製品の電源を切ってください。
・冷蔵庫のドアをしっかり閉めてください。
・発電機を使用する際は、電化製品に直接接続し、決して配電盤や電線などに接続しないようにしてください。
◇誰かが感電した場合
・配電盤のスイッチを切ってください。(配電盤に浸水がみられる場合は、危険ですので触れないでください)
・完全に電源が切られていることを確認するまで、感電した人には触れないでください。
・治療が必要な場合は、救急車を呼んでください。
・事故が敷地内の他の電気回路に影響を与えている可能性がある場合は、電力会社の緊急連絡先に連絡を取ってください。
◇屋外で注意すること
・電線が切れているのを発見した場合は、近づかないようにしてください。もし、乗車中の車上に切れた電線が垂れ下がっている場合は、車外に出ないようにしてください。
・電柱の側では、タコ揚げやラジコン飛行機の使用は控えてください。
・地中に電線が埋められている場合があるため、地面に穴を掘ったり、テントを張る際には注意が必要です。電線の有無については、電力会社へ問い合わせてください。
・池やプールの近くでは、電化製品を使用しないでください。
・木に登る時には、付近に電線が無いか確認してください。